キラキラと輝く失意の世界で君を恋う
なんだか恥ずかしくて、居心地が悪くて。
ソフトボールを止めるよりも先に、この場所へと来ることはなくなっていた。
「っ!」
「由さん!」
あーあ。
柄にもなく物思いに更けるから、
「手!大丈夫?!」
バットの代わりに、私の右手の人差し指。
そいつの第一関節から第二関節までを激痛が走る。
「ったーい!」
私の悲痛な叫びはどの打席から聞こえる金属音よりも豪快に響いた。