バットエンドも幸せと。




君はふと、思い立ったように立ち上がった。




フラフラとフェンスを飛び越え、落ちるギリギリの所で体を保った。




君の顔に恐怖はなかった。



ただ笑っていた、幸せそうに。




「大好き」





目を閉じた君が斜めに傾く。




君は地面に打ち付けられて原型は留まっていなかった。



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