絶対、好きになれない。
それにしても、だ。
この状況に大変困惑しております。
地味に
誰にも気づかれずに過ごそうと思ってた生活。
彼が目の前にいるだけで
注目の的なわけです。
『東雲先輩、わたし、ちょっと、いまこの場から消え去りたいんですけど。』
わたしの座ってる席の前に腰掛けて
ニコニコとわたしの分厚い眼鏡を見つめる彼。
「へ?どうして?」
廊下を見てください、と小声で言うと
あ、と鈍感なのか今頃気づいたご様子。
「注目浴びるの、嫌だったよね。退散するわ!ええと、ーーーこないだ落し物拾ってくれて、ありがとね!じゃっ☆」
最後の文だけ大きな声で言うと、
そそくさと教室から金髪頭が消えていった。
この状況に大変困惑しております。
地味に
誰にも気づかれずに過ごそうと思ってた生活。
彼が目の前にいるだけで
注目の的なわけです。
『東雲先輩、わたし、ちょっと、いまこの場から消え去りたいんですけど。』
わたしの座ってる席の前に腰掛けて
ニコニコとわたしの分厚い眼鏡を見つめる彼。
「へ?どうして?」
廊下を見てください、と小声で言うと
あ、と鈍感なのか今頃気づいたご様子。
「注目浴びるの、嫌だったよね。退散するわ!ええと、ーーーこないだ落し物拾ってくれて、ありがとね!じゃっ☆」
最後の文だけ大きな声で言うと、
そそくさと教室から金髪頭が消えていった。