赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「男と女じゃ背負う責任が違うしね。好きって気持ちだじゃ突っ走れないこと、分かってあげなよ」
「…」

香川の言葉が胸に刺さる。
自分の子どもっぽさをこれほど痛感した日はない。

「おばあちゃんを安心させてあげたい気持ちは分かるけど、2人がケンカしちゃったら意味ないじゃん」
「…だよね」


電話を切って空を見上げるとパラパラと雪が舞ってきた。
その冷たさにブルッと体が震える。
ようやく先生の家にマフラーを忘れてきたことに気づいた。


「私、何やってるんだろ…」



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