赤い刻印 - Secret Love -【続編】

『ふーん。それで先生とケンカしたんだ?』

スマホ越しに聞こえてきた香川の声にホッと胸を撫で下ろす。
こういう時に電話してしまうのはやっぱり彼女なのだ。

「どうしてもおばあちゃんに結婚式見せたい。私は今すぐ結婚してもいいのに、先生は違うのかな…?」
「いや、先生も一沙のこと大好きでしょ?うざいくらい」
「うざいって…」
「元教師なのに、卒業式に人目もはばからずキスしてくるくら…」
「そ、それはもう忘れて!」

あの日のことがフラッシュバックしてきて思わず赤面した。

「でも、一沙の親にきちんと認めてもらいたいと思ってるんじゃないの?先生は真面目だから」
「…」
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