オオカミ社長は恋で乱れる
その後に続いて西条さんが「気に入ってもらえてよかったよ」と言ってくれた。

子供達が喜んで食べている姿を眺めていると、更に心まで満たされてくる。

そして次々に伊勢海老・アワビと高級な食材に驚きながらも、その味に魅了されてしまった。

そしてステーキが出てきた時には、悠も凛も大喜びで声をあげてパクパクと食べ進めていた。

「やっぱり子供達はステーキが一番喜んでいるみたいだな」

2人の食べる様子を優しい眼差しで見ながら西条さんが言った。

確かに「おいしい!」と一番声を上げて悠が食べ進めている。

凛もゆっくりだけど笑顔で頬張りながら食べている姿を見れば、本当に美味しいと感じているのが伝わってくる。

「そうですね。こんなに美味しいものを食べたことないから、2人共いつも以上にハイペースで食べてます。何よりもお肉の美味しさにビックリしているみたいですね。凛は小食なのに、今日は随分と食べていますし」

そんな私の言葉に西条さんは凛に視線を移して、柔らかい笑顔で聞いた。

「お肉、美味いか?」

その質問に凛は元気に「うん!」と答えながら頷いた。

そして小さくカットされたステーキの一切れにフォークを刺すと、笑顔で西条さんへとそのステーキを向けた。

「はい!おーたん」

なんとそのステーキを西条さんな食べさせようとしているから、私は驚いてしまった。

悠と凛へはシェフが食べやすいようにと、子供の一口サイズにカットしてくれているから、かなり小さいものだ。





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