2度目の初恋も、君とがいい
「ごめん、ごめん!まぁでもいつでも相手になるから」



あたしの目を見つめてきた真剣な目から、おどけたような顔に戻る。



「……っ」



普段なら目を逸らしたいところなのに、今崎くんの真剣な目から離せなくなってた。

そのせいでフラッシュバックしそうになっていたところ、八神くんがあたしたちを離してくれた。



「大丈夫?」



日奈子が心配そうな顔であたしを見る。



「う、うん……」


「にしても、いざというときに助けてくれる八神くんイケメンだったなぁー。惚れちゃいそう」



頬を赤くして八神くんを見てる。



「……八神くんか」



日奈子は八神くんを好きになっちゃいそうなのかな?

……だとしたら、八神くんとは話さないようにしなきゃ。
友達の好きな人から好意を持たれるようなことはしたくない。

自意識過剰なわけじゃないけど、念を入れておかないと。

でも、言うべきことは言わないと。

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