2度目の初恋も、君とがいい
「引き払ってなかったんだね」
「おう、どうせ1年で戻ってくるから」
「そっか」
一年前に1度も来ていなかった場所。
永人の部屋。
「あ……」
棚の上に置いてある写真たてに目が行く。
「やべ、倒すの忘れてた」
恥ずかしそうに写真たてを倒す。
「今更……」
「いや、恥ずかしいだろ」
首元をかく様子は照れてる証拠だ。
「あたしもこの前実家に帰った時にお母さんに出してもらってもってきたよ」
生徒手帳に入っている1枚の写真を見せる。
「同じ写真……」
生徒手帳を手にした永人が目を丸くする。
「いつだってあたしたちは一緒なんだね」
「そんなこと言うなって」
「え?だめ?」
写真たてにあった写真は、遠足で同じ班になったときに一緒に調理当番をしていた二人の写真。
たまたま思い出して、あたしも同じ写真を見つけてた。
とことん縁があるなって思ったのに永人は違うのかと不安になる。
「おう、どうせ1年で戻ってくるから」
「そっか」
一年前に1度も来ていなかった場所。
永人の部屋。
「あ……」
棚の上に置いてある写真たてに目が行く。
「やべ、倒すの忘れてた」
恥ずかしそうに写真たてを倒す。
「今更……」
「いや、恥ずかしいだろ」
首元をかく様子は照れてる証拠だ。
「あたしもこの前実家に帰った時にお母さんに出してもらってもってきたよ」
生徒手帳に入っている1枚の写真を見せる。
「同じ写真……」
生徒手帳を手にした永人が目を丸くする。
「いつだってあたしたちは一緒なんだね」
「そんなこと言うなって」
「え?だめ?」
写真たてにあった写真は、遠足で同じ班になったときに一緒に調理当番をしていた二人の写真。
たまたま思い出して、あたしも同じ写真を見つけてた。
とことん縁があるなって思ったのに永人は違うのかと不安になる。