極上社長と結婚恋愛
翌日お店を開けると、よく来てくれる年配の女性がやってきた。
お花を生けるのが趣味で、週に一度は花を買いに来てくれる、上品で穏やかなお客様だ。
「よかった。今日はやってるのね」
その言葉に首をかしげると、「最近このお店、閉まってることが多かったから」とさみしげな顔をされてしまった。
そういえば、ブーケの撮影やウエディングの打ち合わせで、早めに店を閉めることが多くなっていた。
以前は定休日の木曜以外は、きちんと営業時間通りお店を開けていたのに。
「すみません。わざわざ足を運んでくださったのに」
慌てて頭を下げた私に、「ひとりでお店をやるなんて大変だろうから、たまに休むのも仕方ないわよ」と優しく笑ってくれる。
「違うお店で買おうかと思ってたんだけど、今日は開いててよかったわ。ここのお花はほかのところより長持ちするから」
「ありがとうございます。そう言っていただけると本当にうれしいです」