極上社長と結婚恋愛
「もしかして、結婚?」
「んー、具体的なにいつって決めたわけじゃないけど、そろそろしたいねって話をしてる」
照れくさそうに笑った夏美に、こちらまで嬉しくなってしまう。
「やっぱり私花が好きだし、結婚しても平日だけ働けるようなお店でパートできたらいいなって思ってるんだ」
「そっかぁ。結婚式には呼んでね」
「まだ正式なプロポーズもされてないけどね。あ、このミニブーケかわいいね」
夏美は照れ隠しのように言って、店頭に飾ってある作ったばかりのブーケを手に取った。ピンクのガーベラとカスミ草とラムズイヤーのミニブーケ。
「あずさの作るブーケはセンスあるよね。甘くて明るい雰囲気なのに、どこか上品で。あずさの人柄が出てる気がする」
そうやって褒められると、今度は私が照れくさくなってしまう。
「ありがとう。気に入ったんならひとつ持って行っていいよ」
「ちゃんとお金払うよ」
友人同士だけどきっちり財布を出してくれた夏美に、「ありがとうございます」と微笑んで頭を下げた。