ハイスペック男子の憂鬱な恋愛事情
彼は本当に未知数だ。
何を考えているのか手に取るように分かるのに、ふとした瞬間から、全く分からなくなる。
「、は、……っ」
酔ってるから?
それとも今時のイケメンは怒ったら口に親指突っ込んじゃうの?
そんでもってイケメンに限るの法則で許されちゃう感じ?
「……っ!」
くちゅ、と。少し指が揺れて背中にグンと何かが駆け抜ける。
色、が。
今まで魅たことのない色が眼の裏側で残像する。
何、これ?
音、の色……?
感覚がわからなかった。一瞬、だったから?
どこを刺激されたから、とか。
なんの音が魅せた色だ、とか。
原因不明の色は生まれて初めてで。
ただ、この指を激しく期待している自分がいて。
それは、色が魅たいから?
原因を追求したいから?
それとも。
「ーーっ」
考えるよりも早く、彼の指が再び動き出し、思考を簡単に飛ばされる。
次から次に、今度は背中を駆け上がって
くる色に、頭がクラクラする。
もっと、と思う感情と、これ以上は、と思う感情がせめぎ合う。
色に集中している間、自分で自分のコントロールが効かないのなんて日常なのに。
今は、すごく、すごく落ち着かない。
色の限界のその先が魅れるかもしれない。
そう感覚が訴えてくる。
もう少し。もう少し、だけ。
なのに。
「、はへーは……っ!!」
わたしは初めて、色へのブレーキを自らかけてしまった。
「っね!今の口の音、ナニコレー!頭に直接ひびくの!こんなの初めて!!エロい!エロい!!
これ、なにかな?!やっぱ油絵の具?!まけぃた!ちょっと今すぐ買ってきてーー!!」
口から勝手に出る言葉も興奮も。
今語れる真実で、決して嘘じゃなかった。
けど。
興奮でとっさに隠した何かがあったことは、こっそり見て見ぬふりをした。
何を考えているのか手に取るように分かるのに、ふとした瞬間から、全く分からなくなる。
「、は、……っ」
酔ってるから?
それとも今時のイケメンは怒ったら口に親指突っ込んじゃうの?
そんでもってイケメンに限るの法則で許されちゃう感じ?
「……っ!」
くちゅ、と。少し指が揺れて背中にグンと何かが駆け抜ける。
色、が。
今まで魅たことのない色が眼の裏側で残像する。
何、これ?
音、の色……?
感覚がわからなかった。一瞬、だったから?
どこを刺激されたから、とか。
なんの音が魅せた色だ、とか。
原因不明の色は生まれて初めてで。
ただ、この指を激しく期待している自分がいて。
それは、色が魅たいから?
原因を追求したいから?
それとも。
「ーーっ」
考えるよりも早く、彼の指が再び動き出し、思考を簡単に飛ばされる。
次から次に、今度は背中を駆け上がって
くる色に、頭がクラクラする。
もっと、と思う感情と、これ以上は、と思う感情がせめぎ合う。
色に集中している間、自分で自分のコントロールが効かないのなんて日常なのに。
今は、すごく、すごく落ち着かない。
色の限界のその先が魅れるかもしれない。
そう感覚が訴えてくる。
もう少し。もう少し、だけ。
なのに。
「、はへーは……っ!!」
わたしは初めて、色へのブレーキを自らかけてしまった。
「っね!今の口の音、ナニコレー!頭に直接ひびくの!こんなの初めて!!エロい!エロい!!
これ、なにかな?!やっぱ油絵の具?!まけぃた!ちょっと今すぐ買ってきてーー!!」
口から勝手に出る言葉も興奮も。
今語れる真実で、決して嘘じゃなかった。
けど。
興奮でとっさに隠した何かがあったことは、こっそり見て見ぬふりをした。