占いのお陰でシンデレラになれました!~奇跡の偽装結婚




「ねぇ、どう?
とても良い雰囲気のお店でしょう?」

「は、はい…」



食事の後、軽く飲みに行こうと伶佳さんに誘われた。
もちろん、行きたくなんてなかったけれど、そういうわけにもいかない。
なんたって、伶佳さんは義理のお姉さんなんだから。



座り心地の良いソファに腰を降ろす。
さすがに、伶佳さんのお気に入りの店だ。
おしゃれな雰囲気過ぎて、私はあまり落ち着かないけど…



「私はキールをお願い。」

「僕は…そうだな。スティンガーで。」

「俺は、ジンリッキー。」



え?何、それ?
チューハイとかビールじゃダメなの?



「彼女には、バレンシアを。」

ぼ-っとしてる私を見かねたのか、那月さんがオーダーしてくれた。



「じゃあ、もう一度乾杯しましょうよ。
那月さんとあかねさんのご結婚を祝して、かんぱーい!」

「かんぱーい!」



私達は、グラスを合わせた。
那月さんがオーダーしてくれたのは、オレンジジュースみたいに甘くておいしいカクテルだった。



「そういえば、あかねさんっておいくつでしたっけ?」

「え…?」

伶佳さんの質問はまだ終わってはいなかった。



「あ、あの…35…です。」

「えーーーっ!?
そんなに年上なの?」

「伶佳…年齢なんて関係ないだろ。」

「そうだけど…思ってたよりも上だったから驚いただけだわ。」

嘘吐け。
きっと知っててあんなこと言うんだ…
食事会で散々意地悪したくせに、本当にしつこいんだから。
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