歪な光
正直、マドカの彼はマドカに援交をさせて、貢がせているようにしか思えなかった。





私の給料も、全額ではなく、20%はマドカの彼へ紹介料として支払わなければいけなかった。裏社会のことは、よくわからないが、バイトをしている身の為、従うしかない。





それに、変に口答えなんてしたら、きっと、ボコボコにされてしまう。





見るからにヤバイ奴だ。そんなヤバイやつに素性を知られたくない。





だから、マドカには、私の本名は教えていない。





オシロと名乗っていた。





由来は

汚れた白で、汚白(オシロ)本当の名前より、こっちの方がしっくりくる。





穢れた私にはピッタリの名前。






それでもいいんだ、本名なんて知られない方がやりやすい。






穢れていくのは、もう一人の自分だと、自分を守りながら私はこのバイトをするんだ。





法律的に悪くても、それしか方法がない。




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