孤独な死神
「ほ、本当なんだ!!嘘じゃない!直接じゃないんだけど間接的に。俺、親が事故で死んでるんだ。

葬式の時に親戚に金のために引き取られた。親戚は金遣いが荒くて、親の金は瞬く間に無くなっていって。金が無くなったら俺は用済みになるって脅されてた。

そんなとき、『死音』ってやつがその親戚の会社を潰してくれて。かなりあくどい商売してるところだったから正直清々した。育児放棄もしていて、酷い奴らだったんだ。
それなのに、親の金は全額とは言わないけど残ってる状態で俺の手元に戻ってきて。俺は遠くに住んでた爺さんと婆さんに引き取られた。今の生活は親戚のところよりも百倍良くてさ。


だからそんな地獄みたいな所から救ってくれた『死音』にはすごく感謝してるんだ」

ふぅん。

「なぁんだ!そーゆー事だったんだね。もぅ、紛らわしいなぁ。そうならそうと早く言ってよね~僕、早とちりしちゃったじゃん」

プンプンと怒ると陽斗は苦笑いした。彼はお前が言わせてくれなかったんだろうが!と思っているだろうね。目がそう言ってる。


「あぁ、でも一つ忠告。それ、絶対本人とかその周りに言わないでね」

しっかりと目を見開き、相手を威圧する。
そう、これは裏世界のルール。表に居るのなら必要のない、裏世界の暗黙の了解。それは『死音』を怒らせないこと
つまり、僕を怒らせないことだ。

        ・
「今回はたまたま僕だったから良かったけどさ。絶対『死音』とかその周りに助けられただなんて言わないで


『死音』はそーゆーのだいっきらいなんだ。だからね、最悪の場合」












「消されるから」










今まで浮かべていた笑みをストンとなくし、無表情。
そう、僕は助けられたとか、人助けとかそう言うのが大嫌いなんだ。だからもし次言ったら。

間違いなく消す。

今日は気分が良かった。そーゆー気分じゃなかった。それに制服だったし、学校だったから。それでもそーゆー気分だったら、僕は夜道で殺していた。証拠も残さず、夜に紛れて、ただ事故として、扱われるように、静かに。密かに。そして息をするように、殺していた。



「気をつけてね?」

にっこり笑ってそう言った。
皆の身体が震えていたのは見なかったことにしておくね
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元殺し屋の主人公は神の手違いで死ぬハメになり転生する事になったが、前世で人を殺しすぎた為ペナルティーとして左手首を切断されることに。 その後転生するのでチートを貰えることになった 王道のレッドカーペットをあえて避けて通り、邪道の血で濡れた道を笑いながら進む。 「僕の邪魔するのはたとえ神であっても許さない」 これは少々狂った思考回路の持ち主で、異世界に転生して理性のタガが外れた主人公が気まぐれに人を陥れたり殺したり嘲笑ったりたまに助けたりするお話である ※この作品はなろうサイトでも投稿されております。

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