ワンダートリップ
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うぅ…。なんか、ジェットコースターに乗ったような気分…。
穴に入っている間はずっと真っ暗な中を突っ走って行き、まさにジェットコースターだった。
そんな気持ち悪い感覚のまま、私は未来の言う防衛隊基地に着いた。
そして、目を見開く。
「す、すごい…穴の中にこんな基地があったなんて…」
防衛隊基地は思ったより広く、河川敷の下にあるとはとても思えないくらいのクオリティだった。
大きなテーブルとスクリーンに、パソコンに、タブレットもある。
そして、冷蔵庫までもある。
設備が整いすぎている。
そんな基地内に感動していると急に可愛らしい声が響く。
「あ!新しい隊員さんだ!」
「へっ?」
急に私を見て言われたので変な言葉が出る。
「あれ〜?ねぇ未来〜。この方、新しい隊員さんだよね〜??」
え?新しい隊員さん?どゆこと??
話の意味がわからない私の前でその可愛らしい声の女の子は未来に問いかける。