☆秘密の総長様☆
「狼みたい」

あっ、やばい。つい、本音が。


怒られる!?、と覚悟してたら。


「ブハッ、くくく。お前面白いな。

うさぎみたい、いちいち怯えて可愛いな」


笑った。

そして、私の頭を撫でる狼少年は笑いながら去ってゆく。


「またな」


その言葉は、まるで"また会える"それを連想させる魔法の言葉だと、私は感じた。


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