☆秘密の総長様☆
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冷たい床の上に私はいた。


知らない場所。

暖かい紅龍の倉庫とは訳が違う。


「どうする?一発ヤるか?」

ニヒヒと、笑う男に震えが止まらない。


「いや、吉良 想が、来てからのが方がいいじゃん?「来ないよ。想くんは、来ないよ。


想くんは、私を助けに来ないよ‼


だから、帰して。」


私の最後の抵抗。


彼は、私なんて大事じゃないから、来ない。


絶対に来ない。





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