☆秘密の総長様☆

*だけど君には甘くて*

「剣士さん、ちょっと…お話が」


「いや、ないよ。」


想の後ろに、黒いオーラが、見える。


「想くん…………私大丈夫だよ。


あんまり怒らないで、怖い」


想の服の裾を掴んで不安げに見上げる美羽。



「美羽がいいならいいよ。

よしよし、ごめんね」



優しく美羽を撫でる想。
 

なんだ、この変わりようーーーー


俺らとは、態度違いすぎだし。 

「何?」


ギラリ、と光る目は真っ黒。


「なんか、態度違うなって。

美羽ちゃんには甘すぎ」


「美羽はお前らみたいにアホじゃない」


アホ!?
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