☆秘密の総長様☆
「なあ、消えてくんない?」


「ヒッ!!すいませんでした。」 


俺が一声かければ、怯え逃げてく野郎。


目の前には、ワンピースを破かれて震えてるひよりちゃんがいた。



「大丈夫ーー?


良かった、無事で。こんなになるまで、美羽ちゃんを守るなんて強いね」


俺は、ひよりちゃんの頭を撫でた。


「私は、美羽を売れない。


大好きな大好きな友達なの。


美羽を傷つける人はみんな、許さない」


そう言いひよりちゃんは泣いた。


そしてーーーー



「ありがとうございました」


強がりな笑顔を見せるひよりちゃんが、儚げで気づいたら………抱き締めていた。



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