また明日。
その為、ファンクラブもあると聞いた。

きっと、その人達の嫉妬だろう。


それに彼女のことだから、

特に責めもせず相談もせず、たった一人で抱え込んでたんだ。


誰よりも傍にいたはずなのに、そんなことにも、僕は気づけなかった。


役立たず。

僕にはこれがお似合いだよ。


優しい声で、僕の名前を呼ぶ彼女の正反対。


いじめてた奴らは、いずれ発覚した。



僕はその人達が憎かったし腹立たしかった。

彼女と同じ苦しみを味わえばいいと思った。


彼女に何の罪があった?

何もないのに彼女は死んだんだ。


けど、彼女と同じ、いや、それ以上の苦しみを味わうべきは、

僕だった。


だから何も出来なかった。
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