また明日。
僕は、しばらくそのままで、大体数時間後だったと思う。

落ち着いた頃、おぼつかない足取りで家に帰った。


それから数週間後、彼女の家に向かった。



インターホンを押して、『はい……』と聞こえた彼女の母の声に、

緊張感が体を巡った。


ーーーチーン。

目を瞑り、僕は手をあわせた。


「これ、あの子が渡してって」

そう告げられ、渡された一冊の日記帳。


彼女が前からつけていたものだ。


僕は、日記帳を手に取り、

「読んでも、いいですか?」

掠れたような声で言った。


「勿論よ」

その声はとても優しかった。
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