護衛目的の執事です
苺「皆頭上げてよ。私も、私も」



と言い、桜蘭の方を見る苺。



選択、か。



中間の立場。



どちらにも接触し、少なからず絆を作った両者。



簡単には決めにくいだろう。



竜哉「ったく、苺を泣かせやがって」



そう、静かになった空間でポツリと言って、そっぽを向く竜哉。



桜蘭の和彦達はそれを見てクスッと笑って、



和彦「苺」



苺「和彦、君」



和彦「俺達に構わなくて良い。確かに寂しくなるけど、同情で一緒に居るのは違うし、元々こういう話だったしね」



苺「うん」


< 116 / 213 >

この作品をシェア

pagetop