冷たい君の甘い秘密






出席確認が終わり、





「じゃあそろそろ廊下に並びだしとくように。」





みんな一斉にざわつく。




トイレに急いでいく人、友達と話しながら廊下に出る人…。




七海は鞄を開けて、荷物を机に移しかえている。





「あ!そうだ!」





すると、何か思い出したような七海は俺の方に向くと





「よろしく!水瀬くん!」





屈託なく俺に向けられた笑顔にドキッと音を立てる胸。





なんでドキッてなんかしてんだよ俺。





「…………うざ」





言葉に言い表せない違和感に、気づいたら俺は、そうアイツに言い放っていた。



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