不誠実なカラダ
部長は、私の頭の横に、手を置いた。

じーっと、私の目を見つめる。

「セクハラで、訴えられてもいいんですか?」

「どうぞ。まだ、何もしていないし。この前の事は、お互いの合意の上だ。」

正論を言われ、大きくため息をついた。


「……部長って、性欲強い方なんですか?」

「さあな。」

そう言いながら、私の胸のボタンを外して、胸の膨らみを柔らかく揉みながら、片方の胸の膨らみを、舌で転がす。

「……ぁ」

思わず漏れた声に、部長の手は、下へ下へと下がっていく。


「こんな……ところで……何を……考えてるんですか?」

いくら何だって、ホテルや部屋以外で、私は男に抱かれた事はない。

「そんな事言って。もう楽しみにしているじゃないか。」

部長は、手についた蜜を、ペロリと舐めた。

恥ずかしそうに口に手を当てる私に、部長は腰のベルトを外した。

ファスナーが、降りる音がする。
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