不誠実なカラダ
「後ろを向け。」

私は一瞬、その体制を想像して、渋い顔をした。

「……前がいいです。」

「我が侭な奴だな。」


部長はネクタイを外すと、近くの棚に置いた。

スカートの中から、私の下着を脱がすと、片方の足を持ち上げた。

「辛かったら、言えよ。」

甘い声が、耳に聞こえる。

「……はい。」

思わず、部長の首に掴まった。


無理やり入ってきた部長のそれは、最初から激しく私の奥を突きあげた。

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ……」

声が外に漏れないように、部長の耳元で、喘ぐ。

「今日も、エロい声を出すな。」

「えっ……」

部長の顔を見ると、快楽に溺れている顔をしている。


そんな事、今まで言われた事がない。

これでも、男性経験は、人並みにあると思う。

大学の時の彼氏は、社会人になるまで付き合ったし、ワンナイトラブも、経験した。
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