不良生徒会
???side
「あっ、アオ!今日良かったよー!」
溜まり場の屋上へ向かう途中、俺と
水森浩平─ミズモリコウヘイ─は、二階の踊り場で
神崎葵、
麻生燈和─マセイトワ─、
諏訪英─スホウエイ─、
を見つけ、神崎葵もといアオに声をかけた。
3人はくるっと振り返った。
相変わらず、この人達はイケメンだなぁと振り返った3人の先輩達を見て思った。
3人がここにいるだけで雰囲気がキラキラしているのが分かる。
「あぁ、勇利─ユウリ─か。サンキューな。」
アオは、俺、天童勇利─テンドウユウリ─の方を見ると素っ気なく返事を返した。
アオは、俺達の前と人前では態度が変わる。
そう、アオは、猫被りだ。
皆の前では、人懐っこい明るい性格を演じているが、本当はクールで無頓着。
そしてほぼ無表情。
俺達の前では本当の姿を見してくれるが、なぜ他の人の前では猫をかぶっているか分からない。
アオはミステリアスだと思う。
と、言っても俺も人前では猫をかぶっているから人のことを言えたもんじゃない。
可愛い男の子の演じているが、本当は結構口が悪かったりする。
可愛い感じの方が女子受けいいし、困らないし、いいことづくめだ。
そのため中学位から猫を被るようになった。
まぁ、今のところ信頼できるこの人達にしか本性を見せていない。
バレないし。
「ユーリ?何してるのさ♪行こう?」
コウヘイが不思議な顔をして、立ち止まっている俺の顔を覗き込んできた。
「あぁ、ごめん。行こうか。」
そう言って俺達は屋上へむかった。
勇利side end