俺達もエスカレーターで上に上がると、

目の前にはとんでもない数の本棚がいっぱいに広がっていた。



そして明らかに隣にいるミサキの目つきが変わった。


まるで試合になった時のハルイチみたいだ。


「俺は後でいいから、ミサキに合わせるよ。」


「・・・うん!」

ミサキは少しハニカムと俺の手を引っ張る。





好きな場所、好きなもの。


水を得た魚のように、ミサキは所狭しと本棚を巡る。



凄いな・・。

この子は短時間で本棚の隅から隅まで目を配らせ、気になった本があれば素早く手に取る。

もし彼女がサッカーをやるなら、ポジションはボランチだな・・。


< 202 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop