配信教室
「沙希!」


屈みこんで先に手を伸ばすと、涙でグチャグチャな顔になった沙希が手を出して来た。


その手をしっかりと握りしめる。


「澪……みんなが……いきなり……」


「話は後だ。教室から逃げるぞ!」


俺は沙希を引きずるようにして教室を出たのだった。
< 204 / 225 >

この作品をシェア

pagetop