残り100日の私と大好きな君
「おい!!次の輸血まだかっ!?血圧下がり続けてるぞ!!!」

「出血、ひどいな…。ポンピングでも間に合うかどうか……」

「ネガティブなこと言うな!!今は、出来ることを全力でやるまでだ!!」





















『咲楽ちゃん…お願い、逝かないで!!』

奈落の底まであと一歩の所で、本当の奏汰くんの声がした。

でも声がするのは真っ暗な来た道の方

暗い道を戻るのは怖いけど…………これしか道はない

私は暗い暗い来た道に向かって走り出した。
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