残り100日の私と大好きな君
気がつけば真っ暗な世界にポツリと1人で私は立っていた。

左右も上下もわからないような闇の世界

だけど、どうにかしてここから抜け出したくて、私は闇雲に足を進めた。

歩いても歩いても何も無い

けど、その時、微かに声が聞こえた気がした。

"こっちへおいでよ"

私は声のする方に歩いていく。

すると、暗闇のずっと奥に光があるのが見えた。

私は足を早めた。

"はやく、こっちだよ"

光はどんどん大きくなって言って、自分が出口に向かってるんだってハッキリとわかる。

"咲楽ちゃん、ずっと待ってたよ"

ゴール直前、私はピタリと足を止めた


















光の出口の外はあと一歩で奈落の底だった。

"何してるの?早くおいで"

"ずっと待ってたよ。ようこそ、死後の世界へ"
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