学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「し〜ず〜ね〜!ひ〜い〜ら〜ぎ〜!」
突然、大きな声がそう呼ぶのが聞こえて私たちはパッと体を離した。
声の先を見ると、ウォータースライダーのスタート位置に立った鈴香ちゃんがこちらに手を振っていた。
「あ、鈴香ちゃんだ」
こちらにブンブンと手を振ってる鈴香ちゃんに手を振り返す。
お茶目で可愛いなぁほんと。
「…ほんっと、こういう時だけは子供だな」
っ?
柊くんの小さく吐いたセリフに私の頭は一気にハテナマークで溢れる。
一体…どういう意味なんだろう。
スタッフに促されて、水の流れるすべり台に体を預けた鈴香ちゃんは、
すごいスピードで長いすべり台を滑っていく。
遠くから見てても、本人がすごく楽しそうにしているのがわかって、こっちまで口元が緩んだ。