学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「あのね、緒方さん。私たちで改めて確認したんだけど〜」
「っ、」
「衣装、ひとつだけ多いのよね」
っ?!
「そ、そんなこと…」
昨日、ダンスチーム全員に衣装着せたもん。
そんなことあるわけない。
「っていうか、もともといない人間だったじゃん」
小野さんのセリフで、そこにいるみんなが笑い出した。
後ろの方に高野さんは、目をそらしたままだ。
なんなよ一体…。
「わ、私…鈴香ちゃん待たせて…」
─────ガシッ
「ちゃんと係の仕事やってもらわないと困るよ〜緒方さん」
「えっ、」
なんなの。
優しい人たちだと思ってた。
仲良くなれると思っていた。
だけど違ったの?