学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


────ガラッ


体育館につながる渡り廊下に一番近い空き教室のドアを小野さんが開けた。


あれ?


そこには、ダンスチームの子が2名と、同じ衣装係の子が2名、私はたちを待ってたみたいにこちらを見ていた。


「あの…」


あぁ、そっか。この子たちは、みんな同じグループだ。


衣装係の1人は、柊くんの子が好きな高野さん。


けど、どうして衣装係じゃない子たちもいるんだろうか。



ううん。早くチェックを終わらせて、鈴香ちゃんの元に帰ろう。


一人で待ってるんだもん。


手に汗が滲んだのも、なんだか嫌な予感がしたのも、


この人たちが、前に鈴香ちゃんの悪口を言っていた人たちだからだけど。


鈴香ちゃんがまた学校に来た時、特に嫌そうな顔なんてしてなかったし。


もう、大丈夫だって、信じたい。



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