学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「柊くんは、高城さんのこと知ってたんだね」
「うん。一度入学式の前に体育館の外で指導されてるの見たんだ」
「そうなんだ」
「あの容姿だからよく覚えてるよ。…それより」
「ん?…うわっ、!!」
突然、柊くんが私の胸まである髪を1束取った。
「な、何…柊くん…?」
「朝から思ってたけど、静音の髪すごいいい匂いする」
「え、そ、そうかな…自分じゃ全然しないけど…」
急に距離が近づく柊くんにはまだまだ慣れない。
「ねぇ、こっち見てよ」
恥ずかしくて目線をそらしていると、くすぐったくなるようなささやき方で柊くんがそう言った。
なんだかやっぱり、教室の柊くんとはちょっと違う。