学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「でも高城、俺にもお菓子くれたじゃん。ありがとう。この借りは絶対返すって」
「うぜぇ。起きてたのかよ」
「ハハッ、ごめん」
最近の俺はなんだかよく謝ってばかりだ。
「土田くん、大丈夫?」
「あぁ、ありがとう。緒方さん」
静音の声がして振り返ると、まだ気分悪そうな土田に、静音が水の入ったペットボトルを渡していた。
普段は人見知りで誰とも話さないのに。
学校の外だからなのか、静音がほかの男子と話してることがすごくレアで。
なんだかイラついた。
あの水、静音のじゃないだろうな?
「土田、大丈夫か?」
体調悪い土田に勝手にムカついたのはちょっと申し訳なかったので、声をかける。