学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


「あぁ、ごめんな」


いや、乗り物酔いだと嘘ついた俺の方が謝らないといけない気がしてならないんだけど。


「ベンチあるからあっちで休んだらいいよ」


「あ、俺が連れてくよ。先生にも報告しとく。2人は先にみんなのところ行ってな」


危ない。
静音が土田の手を取ろうとしたので慌てて俺が土田に駆け寄った。


周りの女子は


「さすが柊くん」

とか

「仕事が早いよね〜」


なんて感心してるけど、これには静音への下心しかないなんて誰も知る由はない。


「ごめんな柊…」


きつそうな声で俺の肩を借りながら謝る土田。


「いいって…」


「だけど…なんか意外だな」


「え?」


「ううん。なんでもない…」


なんだ?


土田はそれ以上しゃべらなかったけど、何が意外なんだろうか…。



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