虹のふもと
Glasswork




僕がサッカーを始めたのは、5歳の時。




星空が小学校に行くようになって、

サッカーのクラブチームに入った。



星空のことが大好きで、星空のあとを

ついてばかりいた僕も、一緒にサッカーを

はじめた。




この、公園でよくふたりでサッカーをした。



星空はもちろん、


僕もすぐに上達していって、両親からとても





期待されてた。





『ひなたくんは、サッカー上手だから

きっとサッカー選手になれるわね。』


『ひなた、また一番たくさんシュート

決めたのか。すごいな。』


この時は、両親はすごく優しかったのに


僕が小学1年になったとき、病気になった。

もう、激しい運動はしてはいけない。



僕にとっては残酷で辛くて、耐えられなかった。

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