【完】『雪の都』

桜子は御堂澤先生の妊娠を知ると、

「先生がいなくなるんじゃ、楽しみが減っちゃう」

と言った。

薫はステンドグラスの展覧会に合わせて作品を作っていたのもあって、

「どんな先生が来るのか、やな」

とは言ったが、桜子も薫も送別会には参加することを伝えてあった。



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