桃野、悩みなんでも解決します!1
茶髪爽やかイケメン、待ってぇー…!!
…待ってくれるわけないよね……。
私の馬鹿………。
そう言い自分を責めてると彼は足を止め、
後ろをくるっと向いた。
『やっぱ、大丈夫じゃ無かったな』
「え?!」
ふわっと持ち上げられて、お姫様抱っこをされていた。
…!?
見ず知らずの人にこんなことされて良いの?!
いや、駄目だよね!!!
「お、下ろして下さい…!
歩けます!歩けますから!」
『さっきまで全然歩けなかったのに?』
「っ…」
そうでした。貴方の仰ってる通り、ご最もです。
歩けないからこんなことになってるんだ…。