リオくんとの距離は、ベランダから10センチ。
思わずパッと目を反らしてしまった。
だけどリオくんは、おでこがくっつきそうなくらいの距離で、ニッと笑って。
「じゃあ教えてあげる。
ナナ、今すごくかわいい”カオ”してるよ」
…ドキン。
「なに言って……//」
「ダメだよ。
オレ以外の人にそんなカオ見せたりしたら」
そう言って、リオくんは私の顎を、指でクイッと持ち上げた。
何これ、何この状況……!
私たちってただの幼なじみだよね?
それなのにどうしてこんなことに……。
恥ずかしくて目を反らしたまま、ギュッと体を縮こめた。