リオくんとの距離は、ベランダから10センチ。
そんな私を、リオくんは黙ってジッと見つめてくる。
どうしよう、リオくんが近い……//
恥ずかしすぎて、心臓壊れそう……//
「……」
ドキドキしながらうつむいていると、しばらくして。
急にリオくんが、はぁ~…とため息をついたのが聞こえて、肩からスッと手が離れた。
リオくん……?
「……ごめん。オレ、余裕ない」
リオくんは首の後ろを押さえながら、恥ずかしそうにそう言った。
「り、リオくん……?」
何もなかったことに内心ホッとしつつも、いつもと違うリオくんが気になって見上げる。