愛を知らない一輪の花 〜after story〜


点滴をつけて深い眠りについている百合を、心配そうに見つめる。






そこに医者が入って来た。

蓮は立ち上がり、頭を下げる。





「失礼ですが、貴方は御家族の方ですか?」


「はい、、彼女の夫です。あの、彼女の容体は、、、?」








「、、では、お掛けになって少しお話を。」



そう言って座るように促された。
個室の中にあるソファーに向かい合って座る。
< 139 / 169 >

この作品をシェア

pagetop