お姫様は俺のモノ②lovehistory
優しくベッドに寝かせると布団をかけてあげる。

「姫………ごめんな。本当ごめん。


守るって言ったのに守れてないよな。」


自分の不甲斐なさに泣けてくる。


「グスン………海くん、ありがとう」


ありがとう?


俺はーー 君を助けられなかった。


最後まで無かったものの、助けられてない。


なのに、君は"ありがとう"と言う。


ありがとうなんて、言われる資格ないんだ。




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