お姫様は俺のモノ②lovehistory

*君を救いたい……*

差し出された水も……


食べ物も姫ちゃんは、食べてくれなかった。



「姫ちゃん…水だけでも飲んでよ」


気を使って言っても、姫ちゃんの目には何も映らない…………

何も宿してない目。



こんなにしたのは、俺だ。


「…………海……くんッッ」



ただ、海の名前を呟いて泣く姫ちゃんがいた。



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