お姫様は俺のモノ②lovehistory
「俺は別に悪魔じゃねー、逃がすなんて考えるなよ。」


そう言い姫ちゃんを解放する。

正直、悪魔だ、と思った。



退いても直、ベッドから起き上がらない姫ちゃんに不思議に思い覗く……


目を閉じて泣いていた。



悲しくなる。



声を押し殺して泣く姫ちゃんがいた。



姫ちゃんーーーー



なんて、気高く凛とした子だろう。



だから、海が惹かれた。

君は立派な颯龍の姫だ。


早く、助けに来てーーー


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