キミからの最後の贈り物
入学式は終わって、クラスに到着!





私、高校は遠い所選んだから知ってる人が一人もいないんだよねー。








あ、後ろの子話しやすそう!話してみよ!












「ねえねえ、名前何ていうのー?私、紫苑だよ!学校に知り合いがいなくて寂しいんだよねー」



そう言うと、



「私の名前は、菅野七海だよー。七でいいよ!そんな遠いところなん?どこ中?」





「えっとね、小野川中学って所。聞いたことぐらいはあると思う。私の中学、陸上部有名だからね!

ジュニア全国陸上大会に出たことあるしね!」





「えー!すごい!聞いたことある!ならさ、高校も陸上はいるん?」






「うん、そのつもり。」







「七は?」







「七さー、どうしようか迷ってるんだよねー。中学で吹奏楽部やってん。入ろうか迷っててさあ。楽器フルートやってん。」









「入りーや!高校のあいだは青春するべきだって!」







「まあ、考えとくわ。」












担任が入ってきた。










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