曇のち晴れ

部活

春休みに入り、私は顧問と話をすることになった。

お父さんに学校まで送ってもらい、待っていてもらうことにした。

「お時間を作っていただき、ありがとうございます。」

『最近部活も休むことが多くなったけど、体調良くならないのか?』

「はい、あまりよくありません。」

『そうか、それでどうしたい?』

「部活を辞めたいです。」

『そうか…でも、リーダーになったよな?』

私は部活を続けるのと辞めるので自分の中で格闘をし、とりあえずリーダーをやれば自分の中でも続ける方に気持ちが傾くと思ったのだ…

「はい。リーダーをやれば自分の中でも続ける気になるかと思いました。でも、辞めたいです。」

『リーダーを引き受けたのに辞めるのか?その穴埋めはどうするんだ?誰にやらせる気だ?』

「…すみません。」

『すみませんって言われてもな…』

「すみません。」

『もういい。今すぐ辞めろ。』

「はい。失礼しました。」
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