天神学園のお忍びな面々
ドヤドヤと騒ぎながら、校門を出て行く一行。

転校初日とは思えないほどの馴染みぶりだ。

「いや、別によ?俺ぁオパーイちゃんの事嫌ってる訳じゃねぇんだぜ?寧ろ憎からず思ってるって奴でよ」

美緒の隣を歩きながら、蘭丸が喋る。

「何つーか、アレだよ、可愛い娘だから、ついからかいたくなるっつーかよ、嫌がらせって意味でこんな事言ってんじゃねぇっつーかよ、オパーイでけぇな、何センチ?」

さり気なくサイズを訊くな。

「そ、そんな胸の事ばかり言わないで下さい」

少々憤慨しつつ言う美緒。

私だって気にしてるんですっ。

まだ中学生なのに、こんなに大きくなってしまって。

こりゃあ今世代のけしからん乳待った無しだ。

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