自分で決める!!!
コン、コン。
ガチャッ。
「はい」
「赤いお箸…使いたいんだけど…。
どこにあるかな?」
「お箸の場所、書いてなかったですね。
お箸はフライ返しとか、お玉が置かれている引き出しに入っています」
「うん……。ありがとう……」
「いえ」
コン、コン。
ガチャッ。
「はい」
「お風呂だけど……。
進くんが入った後に入るから……」
「分かりました」
コン、コン。
ガチャッ。
「はい」
「服とか…取りにきたんだけど…。
入っても……いいかな?」
「どうぞ。僕は出てますね」
「うん……。終わったら、呼ぶね……」
「はい。待ってます」
コン、コン。
ガチャッ。
「はい」
「私の洗濯物だけど……。
洗った?」
「洗ってないですよ。
由子さんの洗濯物は黄色のかごに入れたままそのままにしてます」
「うん……。じゃあ、洗わないで……そのまま置いといて。
今日の分と一緒に明日まとめて私が洗濯するから……」
「はい。分かりました」
コン、コン。
ガチャッ。
「はい」
「枕と掛け布団なんだけど……」
「それなんですけど……。
僕が昨日使ったのと、昨日由子さんが使ったのしかないんですが……。
どうしましょうか?」
「うん……。なら……。昨日私が使ったので……」
「分かりました。一人で持てますか?」
「うん……。大丈夫。自分一人で持てるよ……」
「分かりました」
私は枕と掛け布団を持つと部屋を出る…その前に
「由子さん。
おやすみなさい」
「うん……」
私はそう言うと
ガチャッ。
部屋の扉を閉めて
「うん……。
おやすみ……」
進くんに聞こえないように小さく呟いた。
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