ほら、笑って
「ふんふふーんふーん♪」




急に俺の?部屋に入ってきたと思えば今度はベッドの近くにおいてあった椅子に座って足をぶらぶらさせている。




『なぁ、』




「えっ!何!」




なんでそんなに元気なんだよ…




『…ここ、どこ?』




俺は疑問に思っていたことをやっと口に出す。




「っ、真白。覚えて、ない?」




さっきまで元気だった女の子はすっと顔色を変えた。




『覚えてねぇよ…っつかなんで?』




「そっ、か……ここはね、病院だよ。」




…は?病室?




『なんで俺がこんな所にいんの?』




確かに周りを見れば点滴やら、わけのわからない機会が置いてある。




『嘘だろ…』




「真白…よく聞いて。…真白はね?病気なの。手術するためにここに入院してるんだよ。まぁ、手術するかしないかは真白が決めることだけど…」




『っ、病気?手術?』




知らない、知らない、知らないっ!




「真白はね、記憶をなくしちゃう時もあるの。真白の病名は"良性の脳腫瘍"って言ってね………」




女の子は俺の病気について詳しく話してくれた。




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